ラミエル
Ramiel
旧約聖書外典「第1エノク書(エチオピア語写本)」や「バルク黙示録」などに言及される天使。旧約聖書偽典では真の幻視を統括する天使とされ、バルクの見た幻視を解釈し彼に教えた。またその幻視の中でアッシリア王「センナケリブ(Sennacherib)」の軍勢を滅ぼす天使の一人としても現れる。雷を司る天使でもあり、最後の日に審理される魂の監督者の一人ともされる。一方で第1エノク書では堕天使として描かれ、背教の軍勢「グリゴリ(Grigori)」の20人いる、「数十の首長(Chief of Tens)」の一人(=「ラメエル(Rameel)」)とされる。さらに「シビュラの託宣」では「アラキエル(Araciel, Arakiel)」(→アラクィエル)、「ウリエル(Uriel)」、「サミエル(Samiel)」、「アジエル(Aziel)」(→アザゼル)とともに人間の魂を審判へと導く天使とされる。ラミエルは名称から「ラジエル(Raziel)」と混同される場合がある。