雒嬪らくひん Luò-pín 中国神話における女神の一。洛水(黄河に注ぐ河の一つ)と伊川(いせん)が合流する辺りに住んでいた洛水の女神で、「洛神(らくしん)」、「宓妃(ふっぴ)」とも呼ばれる。伏羲の娘であり洛水を渡っているときに溺れ死に、洛水の女神になったと言われる。洛水の神になった雒嬪は黄河の神である河伯と結婚した。ここに太陽を射落としたことで有名な弓の名人ゲイがやってきて、河伯を弓で射て雒嬪を奪って結婚したという伝説がある。美しい女性だったとされており、数多くの詩人たちに歌われている。 関連項目 羿 冰夷 地域・カテゴリ 東アジア 中国神話 文献 02