黒歯こくし
Makuṭadantī
仏教において普賢菩薩の眷属とされる十羅刹女の一人。「施黒(せこく)」とも呼ばれる。サンスクリット名を「マクタダンティー(Makuṭadantī="黒い歯"の意)」といい、歯牙が黒いためにこう呼ばれるとされる。本地は大日如来とされ、胸の前で右手の手のひらを前に開き、左手に旗を持った姿で表される。また別伝では福徳を生じる意をもって水瓶を持つという。
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黑齒(こくし)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p013
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain十羅刹(十羅刹女)の一尊(五)として
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