窮奇

窮奇きゅうき

Qióng-jī

中国神話に登場する怪物。四凶の一。中国最古の地理書とされる「山海経」の西山経によれば、邽山という山の頂上に棲んでいる獣で、姿は牛に似ているが体に生えている毛はハリネズミのようにとがっており、犬のように吠え人を食べるという。また海内北経によれば虎の姿で翼が生えておりやはりハリネズミのような毛で人を食べるという。また「神異経」によれば善悪の観念が逆転しており、人が喧嘩していると正しい方を食べ、実直な者がいると鼻を食べ、悪人がいると褒美として獣を捕まえて贈るという。

画像
窮奇の画像[1]サムネイル
窮奇の画像[2]サムネイル
地域・カテゴリ
キーワード
文献
  • This Page Last Updated: 2021-05-14