火雷神
ほのいかづちのかみ
- 古事記、日本書紀、先代旧事本紀
- 火雷(ほのいかずち)
- 山城国風土記逸文
- 火雷神(ほのいかずちのかみ)
- その他
- 火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)
- 火雷之命(ほのいかずちのみこと)
- 火雷命(ほのいかずちのみこと)
「古事記」、「日本書紀」、「先代旧事本紀」などに言及される火と雷の神。日本神道における八柱の雷神「八雷神(やくさのいかづちがみ)」の一柱。火の如き雷の力を象徴すると考えられる。八雷神の中では特に信仰を集める神で、「火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)」の名はこの神を指すとともに八雷神そのものを総称するとされることがある。ただし、火雷神と八雷神中の「火雷」を別神として考える向きもある。また「火産霊神(ほむすびのかみ)」、ひいては「火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)」 と同神とされることもある。
「山城国風土記」逸文には「賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)」の父神として「乙訓郡社坐(おとくにのこおりのやしろにます)火雷神」と記されるが、この社は「延喜式」神名帳に記される「乙訓坐大雷神社(おとくににますおおいかづちじんじゃ)」だと考えられる。この名の神社は現在存在しないが、論社として京都府長岡京市の「角宮神社(すみのみやじんじゃ)」と京都府向日市の「向日神社(むこうじんじゃ)」があり、どちらも火雷神を主祭神として祀る。また群馬県佐波郡の式内社「火雷神社(ほのいかづちじんじゃ)」、奈良県葛城市の式内社「葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)」においても火雷神を主祭神として祀る。