アプス Apsû, Abzu 古代メソポタミア神話の神。地下に広がると観念された、地上全ての水の源をなす淡水を神格化した存在で、太古に、海水を神格化した蛇形の女神ティアマトと夫婦になり、この両者から全ての神々が生じたとされる。のちに彼は子孫の神々が騒がしいのに怒って、配下のムンムと共に彼らを滅ぼそうとしたが、逆にエアによって殺されることとなった。 関連項目 アンシャル キシャル マルドゥーク 地域・カテゴリ 西アジア アッシリア・バビロニア キーワード 湖沼・河川 文献 07