インド神話に登場する暗黒神。シヴァが苦行をしている最中にふざけてシヴァの娘が彼の目をふさいだ。すると忽ち世界は暗黒になり、アンダカが生まれたという。アンダカは「暗黒」という意味を持つ。アンダカはヒラニヤークシャに里子に出されアスラ族として育ったが、シヴァの妻であるパールヴァティーに恋心を抱くようになった。しかしそこにシヴァが現われ、アンダカを賭博により打ち負かした。アンダカはこれによって母親(パールヴァティー)に恋心を抱いたことを後悔し、シヴァに心より謝ったので、シヴァはアンダカをデーヴァに戻したという。