アナンタ Ananta インド神話において、ヴィシュヌが瞑想する時に横たわるベッドの役をする竜(大蛇)。アナンタとは「無限」という意味。「シェーシャ(Śeṣa)」とも言われる。千ある頭のうち特に巨大な七つの頭で天蓋を作りヴィシュヌを休ませる。全てのナーガラージャを統べる王であり、終末には地上に出現しあらゆる創造物を破壊する原初の蛇にして最後の蛇。普段はブラフマーの命令により地底界に住み大地を支えているが、アナンタがあくびをすると地震が起こるという。 関連項目 アンタボガ 地域・カテゴリ インド亜大陸 インド神話・ヒンズー教 キーワード 多首多頭 蛇・龍・ドラゴン 文献 03 07 10