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説明
インド神話に登場する創造神。名前は「万物を造るもの」の意で、「造一切者」などと訳される。『リグ・ヴェーダ』の賛歌によると、彼はあらゆる方角に眼、頭、腕、足を有し、その双腕と翼であおいで天地を創造した唯一神であり、また木材や樹木を用いて大地を生産し、天空を開いたという。富の神クベーラのためにランカー島(現在のスリランカ)に黄金の城壁を作ったが、後にランカー島はラーヴァナに奪われてしまった。仏教においては音から「毘首羯磨」と音訳され、帝釈天の臣下として彫刻や建築などの美術を司る神とされる。
関連項目
参考文献
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房