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説明
インド神話における北方の守護神。地中に埋めた財宝を護る富の神で、ヴェーダ神話では単に魔族の王に過ぎなかったが、叙事詩では非常に重要な神となった。「ヴァイシュラヴァナ(Vaiśravaṇa)」とも称され、太鼓腹と短い足の矮人として表現される。ヒマラヤ山中のカイラーサ山頂の都アラカーでガンダルヴァ、ヤクシャ、ラークシャサなどの半神半魔の諸族にかしずかれている。仏教神話にもヴァイシュラヴァナを音写した毘沙門天の名で四天王の一尊として取り入られている。
関連項目
キーワード
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社