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説明
インド神話において、宇宙を維持する神ヴィシュヌが世界を救うために取る十種の化身(アヴァターラ)のうち、第三の猪の化身。まだ大地が生まれて間もない頃、アスラの一人ヒラニヤークシャが大地と掴んで水の中に投げいれたことがあった。この時ブラフマーの鼻から飛び出してきたのがヴィシュヌの化身である巨大な猪ヴァラーハだった。ヴァラーハは水中に飛び込み、その牙で大地を引っ掛けて引き上げようとした。途中ヒラニヤークシャがこれを邪魔しようとしたがヴァラーハはヒラニヤークシャを殺し、大地を元通り水の上に固定した。
関連項目
キーワード
参考文献
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房