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説明
インド神話において、宇宙を維持する神ヴィシュヌが世界を救うために取る十種の化身(アヴァターラ)のうち、第五の小人の化身。悪魔バリがインドラの都を占領したときに出現した化身で、バリの元に現れ「私が三歩で歩けるだけの土地を下さい」と懇願した。バリが笑ってそれを許した途端、ヴァーマナは本来の巨大なヴィシュヌの姿に戻った。二歩で世界を歩き尽くし、「さて三歩目はどうしよう」と笑っていった。バリはひざまずいて自分の額を差し出して三歩目を受け止めた。ヴィシュヌはその神妙な行いを称え、バリの王国は取らないで許した。
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参考文献
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房