豊玉毘売命

とよたまびめのみこと

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説明

日本記紀神話に登場する女神。「豊玉毘売命」は古事記での表記で、日本書紀では同訓で「豊玉姫命」と書かれる。綿津見神(或いは大綿津見神)の娘であり、日子穂穂手見命(山幸彦)の妻であり、玉依毘売命の姉とされる。海の中にある綿津見神の宮にやってきた日子穂穂手見命と結婚し、夫に「潮涸瓊/潮干珠(しおひるたま)」と「潮満瓊/潮満珠(しおみつたま)」という潮を引かせる力と潮を引かせる力をもった神宝を授け、兄の火照命(海幸彦)を降伏させた。その後、日子穂穂手見命との間に鵜葺草葺不合命を産むが、約束を破られ日子穂穂手見命に正体(鰐の姿)を見られたことを恥じて海に帰ってしまったため。鵜葺草葺不合命は妹の玉依毘売命が育てることになった。

関連項目

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参考文献

  • 18日本の神様読み解き事典
    • 著者:川口謙二
    • 編集:川口謙二
    • 発行者:芳賀啓
    • 発行所:柏書房株式会社
  • 21
    古事記(上)-全三巻-
    • 発行者:野間佐和子
    • 発行所:株式会社講談社
  • 22
    日本書紀(一)〔全5冊〕
    • 発行者:山口昭男
    • 発行所:株式会社岩波書店

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