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説明
バビロニア神話における太陽の神。父親はシンとされる。全てを見通す神であり、それゆえ正義と占いの神とも考えられた。シュメール人にはウトゥという名で呼ばれていた。王座に座っている姿で描かれる。シャマシュの放つ光線はあらゆる不正と欺瞞を暴き、またシャマシュの目は未来さえも見通す千里眼として機能したという。このため占い師はシャマシュにお伺いを立てて未来を占った。毎朝、蠍の男が巨大なマーシュ山の門を開き、シャマシュは天空への旅を始める。やがて夕暮れが近づいてくるともう一つの大きな山の方へと馬車を進め、また門へと消える。夜の間シャマシュは地下を旅し、最初の門まで戻ってくる。アヤという名の妻がおり、二人の間には公正の神キトゥ、法と正義の神ミシャルの二人の子供がいる。
関連項目
キーワード
参考文献
- 01西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
- 監修:山北篤
- 著者:稲葉義明、桂令夫、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房