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説明
アステカにおいてトウモロコシを象徴する神の一柱。マヤではユン・カーシュの名で知られた。シンテオトルは雨神トラロックの庇護下にあり、アステカにおいてシローネン、チコメコアトルとともに主食であったトウモロコシをもたらす神とされた。その姿は若々しく生気にあふれた若者としてあらわされる。顔面にはくねくねとした無数の線が刻まれ、頭には豊かに実ったトウモロコシの穂を模した派手な冠をつけている。アステカ神話によれば、人間はトウモロコシなくしては存在できないと言う。その人間が存在することを可能たらしめた神がシンテオトルであり、ケツァルコアトルの化身である。黒アリに変化したケツァルコアトル(=シンテオトル)は、赤アリの貯蔵庫に忍び込みトウモロコシの種を盗み出した。その種が人間を存在させる元になったという。
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関連項目
キーワード
参考文献
- 01西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
- 監修:山北篤
- 著者:稲葉義明、桂令夫、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 33Truth In Fantasy 69マヤ・アステカの神々
- 著者:土方美雄
- 発行者:大貫尚雄
- 発行所:株式会社新紀元社