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説明
仏教において、アヴァローキテーシュヴァラ(観音菩薩)の変化した姿、いわゆる「変化観音(へんげかんのん)」の一つ。「アモーガパーシャ(Amoghapāśa)」を意味より訳したもの。「羂索」は「けんじゃく」と読む場合もある。また「不空羂索王(ふくうけんさくおう)」、「不空王観音(ふくうおうかんのん)」とも呼ばれ、音写では「阿目佉播捨(あもきゃはしゃ)」、「阿牟伽皤賖(あむがばしゃ)」などと記す。「不空(アモーガ)」とは間違いが無いこと、「羂索(パーシャ)」とは、獣や魚を捕らえる網や綱のことを示し、アモーガパーシャはこの慈悲の羂索をもって一つの失敗もなく、漏らさず衆生を救済するという。鹿の皮でできた袈裟を身にまとうため、「鹿皮衣観音(ろくひえかんのん)」、「鹿皮観音(ろくひかんのん)」などとも称する。
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関連項目
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参考文献
47密教辞典
- 編集:佐和隆研
- 発行者:西村七兵衛
- 発行所:株式会社法藏館
66新纂仏像図鑑
- 編集:国訳秘密儀軌編纂局
- 発行者:吉田百邦
- 発行所:仏教珍籍刊行会
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不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)
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