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説明
アフガニスタンを中心として広範囲で信仰されていた戦争の神。「ギウィシュ」とも呼ばれる。特にカチ族に崇拝されていた。豊穣神サンジュを妻とする。天候神インドルとは兄弟とされ、インドルがインド神話のインドラの名前を受け継いでいるように、ギシュはインドラの神格をモデルとしていると考えられている。生まれるまで18ヶ月のも長いあいだ胎内に留まり、出産を待たずに母親の腹を破り飛び出して生まれ、自分で母親の腹を糸と針で縫い合わせたという。
慈悲無き神であり、知性などなしに殺戮を行うという。ギシュの屋敷は聖なるクルミの樹の上にある鉄の要塞だるとされる。また虹はギシュのスリング(投石器)だとされる。
関連項目
キーワード
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社