ファウメア

Faumea

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説明

ポリネシア東部のツアモツ(トゥアモトゥ)諸島の神話に登場する、海の女神。ハウメアのバリエーションの一つ。ファウメアはその子宮の中に男を殺すウナギを持っていたが、そのウナギを体外に出す方法をタガロアに教え、タガロアと交わった。彼女はその結果「トゥ・ヌイ・カ・レレ(Tu-nui-ka-rere)」と「トゥリ・ア・ファウメア(Turi-a-faumea)」という二人の息子を産んだ。その後トゥリ・ア・ファウメアと結婚した「ヒナ・ア・ラウリキ(Hina-a-rauriki)」が悪魔蛸ロゴ・トゥム・ヘレにさらわれてしまったため、タガロアとトゥリ・ア・ファウメアは彼女を救い出すためにカヌーで出かける事になった。ファウメアは脇の下の汗に逆らう風を封じ込める事で、カヌーがロゴ・トゥム・ヘレの隠れ家に向かえるように助けた。

関連項目

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参考文献

  • 48
    世界神話辞典 (原題:A Dictionary of World Mythology)
    • 著者:アーサー・コッテル(Arthur Cotterell)
    • 翻訳:左近司祥子、宮元啓一、瀬戸井厚子、伊藤克己、山口拓夢、左近司彩子
    • 発行者:富澤凡子
    • 発行所:柏書房株式会社

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