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説明
インド神話において水星・水曜を司る神で、「ナヴァグラハ(Navagraha=九曜)」の一人。木星の神ブリハスパティの妻であるターラーと、月の神であるチャンドラとの間に生まれた。チャンドラがターラーをブリハスパティから奪っていた間に身ごもった子であったが、あまりにもかわいいのでチャンドラもブリハスパティも自分の子だと主張した。ターラーはどちらの子か口をつぐんでいたが、赤ん坊であったブダが、母親であるターラーに「自分の父を言うように」といきなりしゃべり始めたのでターラーは父親がチャンドラであることを認めたという。
仏教においては「部陀(ぶだ)」(宿曜経)と音写され、胎蔵界曼荼羅の外金剛部院(最外院)西方に配置される。
関連項目
キーワード
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社