タル Taru ヒッタイト神話における気象の神。動植物を統べる豊穣神テレピヌの父親であり、神々に敵対する怪物イルルヤンカシュの仇敵とされる。タルとイルルヤンカシュの物語は植物の一年のサイクルに関係している。つまり、タルがイルルヤンカシュを打ち負かせば植物は盛んに成長し実りを得るが、負けると枯れしぼみ収穫できない。これに似た物語は西アジアの多くの神話に普遍的に見ることが出来る。 関連項目 ハンナハンナ ハッジ イナラシュ クルンタ 地域・カテゴリ 西アジア ヒッタイト 文献 07