たんころりん
日本において、大男で僧侶のような姿をした柿の木の精。「たんたんこりん」とも呼ばれる。柿の木ごとにひとりのたんころりんが宿っており、柿の実がなっているのに放っておいて腐らせてしまうと出現するという。出現するのは夕暮れ時で、柿の実を腐らせてしまった家の板塀の中から、のそのそと通りに出てくる。たんころりんは袂(たもと)の中に柿の実を沢山忍ばせていて、町内を歩き回りながらぼとぼととその実を落としていくという。仙台市のあたりでよく目撃されたといわれる。
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