ダウティナ
Ndauthina
メラネシアのフィジー諸島において、航海と魚釣りを司るとされる神。名前は「灯火を持つもの」という意味であり、その名の通り火の神でもあった。ダウティナは子供の頃、母親に火を灯した葦を頭につけられた。それからダウティナは火のついた火鉢を頭にかぶって歩くようになった。航海するものにとってダウティナの火は灯台のような役割をした。ただ、ダウティナの火は航海者を守るだけでなく、闇夜にまぎれて情を結ぼうとする男達をも守る災いの種ともなる。
- 地域・カテゴリ
-
- キーワード
-
- 文献