"人面蛇身神"

"人面蛇身神"じんめんじゃしんしん

Rén miàn shé shēn shén

中国最古の地理書とされる「山海経」の北山経の首経において言及される山神のこと。單狐之山をはじめとして求如之山、帶山、譙明之山、涿光之山、虢山、丹熏之山、石者之山、邊春之山、蔓聯之山、單張之山、灌題之山、潘侯之山、小咸之山、大咸之山、敦薨之山、少咸之山、嶽法之山、北嶽之山、渾夕之山、北單之山、羆差之山、北鮮之山、隄山に至る二十四山(文中では二十五山)の神とされる。頭は人間、身体は蛇という姿をしている。祀る時の毛(獣のこと)は雄鶏と彘(いのこ)を用い、吉玉を埋めるには一つの珪を用い、糈(神饌)は用いないという。北山経の首経のこの神は「其神皆人面蛇身」、北次二経の山神は「其神皆蛇身人面」(→"蛇身人面神")と記されており、書き方は異なるが姿は一緒である。
※"人面蛇身神"は固有名称を持たないための(サイト上の)便宜名です。

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  • This Page Last Updated: 2021-05-21