"人面馬身神"

"人面馬身神"じんめんばしんしん

Rén miàn mǎ shēn shén

中国最古の地理書とされる「山海経」の西山経の西次二経において言及される山神のこと。钤山をはじめとして、泰冒之山、數歷之山、高山、女牀之山、龍首之山、鹿臺之山、鳥危之山、小次之山、大次之山、薰吳之山、厎陽之山、眾獸之山、皇人之山、中皇之山、西皇之山、萊山に至る十七山のうち、十山の神であり、人頭馬身の姿をしているという(後の十山は"人面牛身神")。祀る時の毛(獣のこと)は雄鶏一羽を供し鈐(祈)をし糈(神饌)は備えない。また毛は雑色を用いるべきだと記されている。この神は「其十神者皆人面而馬身」、北山経の北次三経の山神は「其神狀皆馬身而人面」(→"馬身人面神")と記されており、書き方は異なるが両神は似た姿をしている。
※"人面馬身神"は固有名称を持たないための(サイト上の)便宜名です。

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  • This Page Last Updated: 2021-05-21