古代中国において、炎帝神農の息子ないし子孫、あるいは宰相だったとされる神。中国最古の地理書とされる「山海経」の大荒東経などに言及される。神農が天帝を退いた後、次の王位を黄帝と争ったが敗北し、首を刎ねられた。荒ぶる神であり、悪霊や雨師、風伯を配下とする。戦争や全ての武器を発明した神であり、また踊りの名手ともされている。四つの眼と六本の腕、角のついた鉄の頭、槍のように鋭い髪の毛をもった姿で表され、その脚は牛の脚であったという。同じ姿をした兄弟が80人程いたとされている。また砂と石ばかりを食べるともされる。
- 関連項目
- 魃
- 九天玄女
- 夸父
- 應龍