常酔天

常酔天じょうすいてん

Sadāmatta

密教において伊舎那天の眷属とされる天部(→)の一尊。サンスクリット名の「サダーマッタ(Sadāmatta)」には「常に(喜びで)興奮している」といった意味があり、これを意味訳して「常酔天」という。「サダーマッタ」は「沙賀摩多(さがまた)」などと音写される。また単に「常酔(じょうすい)」とも呼ばれる。常に三毒(貪瞋癡)の酒を飲むことで酒の恐ろしさを教え一切の衆生を善導する仏尊とされる。胎蔵界曼荼羅の外金剛部院(最外院)の東方(上方)において伊舎那天の側に、同じく眷属である「伊舎那天后(いしゃなてんこう)」や「喜面天(きめんてん)」、「器手天(きしゅてん)」、「器手天后(きしゅてんこう)」などとともに配される。その像容は赤肉色の身色の柔和相で、左手に酒杯を持ち、右手は膝に置き筵に座す姿で表される。種字は「रो(ro)」、「स(sa)」。

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  • This Page Last Updated: 2022-03-09