"蛇身人面神"じゃしんじんめんしん
Shé shēn rén miàn shén
中国最古の地理書とされる「山海経」の北山経の北次二経において言及される山神のこと。管涔之山をはじめとして少陽之山、縣雍之山、狐岐之山、白沙山、爾是之山、狂山、諸餘之山、敦頭之山、鈎吾之山、北嚻之山、梁渠之山、姑灌之山、湖灌之山、洹山、敦題之山に至る十六山(文中では十七山)の神とされる。身体は蛇、頭は人間という姿をしている。祀る時の毛(獣のこと)は雄鶏と彘(いのこ)を用い、一つの璧、一つの珪を埋め、糈(神饌)は用いないという。北山経の北次二経のこの神は「其神皆蛇身人面」、首経の山神は「其神皆人面蛇身」(→"人面蛇身神") と記されており、書き方は異なるが姿は一緒である。
※"蛇身人面神"は固有名称を持たないための(サイト上の)便宜名です。
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