精衛

精衛せいえい

Jīng-wèi

中国の神話や民話に登場する鳥。中国最古の地理書とされる「山海経」の北山経によれば、發鳩山という山に棲んでいる、赤い足と白い嘴、模様の入った首を持つ烏(からす)のような鳥で、自分の名で(つまり「精衛」と)鳴くという。この鳥は常に西山の木や石を運んで東海に積んでいる。精衛は炎帝神農の娘女娃が東海に落ちて溺れ死んでしまった死後の姿であり、自分が溺れた東海を埋め立てようとしているのだという。これに倣って実現しない無謀な計画を進めようとする事を「精衛填海(せいえいてんかい)」と言う。

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  • This Page Last Updated: 2021-05-02