鸞鳥

鸞鳥らんちょう

Luán-niǎo

中国における伝説上の吉兆とされる鳥。単に「鸞(らん)」とも呼ばれる。また正確には雄が「鸞」、雌が「和」という名前で合わせて「和鸞」と呼ぶ(おそらく鳳凰との対比)。最古の地理書「山海経」では、「五彩(青黄赤白黒)の模様がある雉(きじ)のような姿の鳥」(西山経)、「鸞鳥は自ら歌い、鳳凰は自ら舞う」(大荒南経)、「五彩の鳥は三種おり、一つは皇鳥、一つは鸞鳥、一つは鳳鳥である」(大荒西経)などと紹介されている。他に鳳凰の一種であるとか、神の精であるなど各種の説がある。鸞鳥が現れると天下は安寧になるとされる。

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  • This Page Last Updated: 2021-04-29