ランダ
Rangda
バリ島で独自に発展したヒンドゥー教、いわゆるバリ・ヒンドゥーにおいて、悪の権化と称される魔女。魔法を使う女性が人を恨んで悪の道に落ちた時、その女性は人外の存在へ、つまりランダへと変身するのだという。黒魔術を得意とし、様々な姿に化けたり、憑依したり、病気を撒き散らしたりするという。しかし、ランダももともとは人間だったため心の奥底に良心が眠っており、人々の慰めによってそれを取り戻し、白魔術を行うこともある。いまでも疫病や災害が猛威を振るった時はランダを慰め、鎮めるための儀式が行われる。
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