ラモア
インドネシアのスラウェシ等に住むトラジャ族における創世神。ラモアは石を刻んで男女一対の人間を作ったが、石だったのでまったくこの人間は動かなかった。そこでラモアは二人を天にも届く高い山に運んだ。高山に吹く風をはらんだ二人は呼吸をし、やっと動くことが出来るようになった。次にラモアは天からツタを伸ばし二人のもとに石とバナナを降ろした。この時二人が石を選べば永遠の命をもてたのだが、二人はバナナを選んだ。こうして人間はバナナの樹が枯れるように寿命のあるものとなった。
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