ノンクェンア

ノンクェンア

Níng-guàn-wá, Ningguanwa

中国の景頗(チンポー)族(ミャンマーで言うカチン族)における創造神。漢字では「寧貫娃」。この世の初め、ノンクェンアは悪神カォズォルレイが眠っている間に天地を切り開き、泥で人間や動物達を作ったのだが、これにより周りが一気に騒がしくなったのでカォズォルレイは目を覚ましてしまった。自分が眠っている間に出来上がった世界にカォズォルレイは腹を立て、人間を殺そうとしだした。こうして悪神カォズォルレイと善神ノンクェンアの戦いは始まった。この戦いで二神は深く傷ついたが、最後にカォズォルレイは天の河をひっくり返して洪水を起こした。これで人間のほとんどが死んでしまったが山の上にいた牛飼いの姉弟だけが牛の皮袋に入って生き延びた。この二人は夫婦となり息子を産んだ。息子は山神に引き裂かれて八つの肉塊になったが、この肉塊は4人の男と4人の女になった。これらの若者はそれぞれ夫婦となり民族の祖先になった。

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  • This Page Last Updated: 2016-01-20