何じゃもんじゃ

何じゃもんじゃ

なんじゃもんじゃ

日本の関東地方などにおける怪木。「何じゃもんじゃ」とは「何じょう物じゃ(なんという物だ)」の意でその一帯で他には見られないような巨木や珍しい大木、種類のわからない木などを指す言葉だが、地方によって何じゃもんじゃに纏わる怪しい伝説が残っている。例えば長野県佐久市の仁王堂境内にあった何じゃもんじゃは、伐採しようとした者は怪我をしたり病気になったりしたし、焼き払おうとした者は家が火事にあったりしたという。またこの何じゃもんじゃは落雷により枯れてしまったが、これを片付けた若者達はことごとく病死したり若死にしたりしたと伝えられている。

また神木や霊木を指して「何じゃもんじゃ」と呼ぶことがあり、長野県上田市にある虚空蔵山にある何じゃもんじゃは見るたびに枝葉が変わって見え、宮城県塩竃市の鹽竈神社にある何じゃもんじゃは神木であり、昔は葉をあぶって卜占をしたと伝わる。

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  • This Page Last Updated: 2016-01-04