浪小僧 なみこぞう 日本の静岡県などに出現する妖怪の一種。海の波から生まれた妖怪とされ、人の親指ほどの背丈しかない子供の姿をしている。水と深く関係があり、雨を降らせる能力があるとされる。大雨のときなどには嬉しくなって陸に上がってくることもあるという。たまにこうやって陸に上がってきた浪小僧は、急に日照りになったりすると海に帰れなくなってしまう。こうした浪小僧を海に返してやると、大干ばつの時に雨を降らせて恩返しをするのだという。 地域・カテゴリ 日本 妖怪・その他 キーワード 海・大洋・航海 文献 03 24