モト Mot フェニキアにおける死と不毛の神。「愛される者」ともいわれる。冥界の荒廃と暗闇のただ中を統治する神。植物神バールの敵であり、毎年彼ら二人は争っており、植物神であるバールはモトに殺され、そしてモトはバールの妻であるアナトによって反対に殺されるということを繰り返す。これは農業に不毛と豊穣、雨期と乾期が繰り返すことを象徴したものである。 関連項目 レヴィアタン 地域・カテゴリ 西アジア フェニキア・カナン神話 キーワード 死・冥界 文献 01 04