モコ・カーカーリキ Moko kākāriki ニュージーランドのマオリ族において、最も恐ろしいとされるアリアー。悪意あるアトゥア、あるいはケーフア(死後も地上をさまよう霊)の顕現とされる。名前は「緑のヤモリ」という意味で、ニュージーランドに実際に生息するヤモリの一種(Naultinus elegans)のこと。独特の笑い声のような鳴き声が死を呼ぶとして恐れられた。死にかけた人間にとりつき、はらわたを貪り食うとされる。 地域・カテゴリ 環太平洋 ポリネシア ニュージーランド キーワード 亀・蛙・トカゲ・ワニ 死・冥界 文献 11 54 55