クルンタ Kurunta ヒッタイトの神で普通田舎に関係が深いと考えられていた。「豁然たる田園の子」と称される。消える神ハーヒマスの伝承に登場する。この伝承にはあらゆる生物が衰え死にゆくさまが描かれている。気象の神タルはクルンタがハーヒマスによって騙されるのを防ごうとしたが、ハーヒマスは人々を行動できないように麻痺させてしまい、クルンタも結局ハーヒマスに言いくるめられることになる。牡鹿の背に立って野兎とハヤブサを持った姿で描かれる。牡鹿はクルンタの聖獣とされる。 地域・カテゴリ 西アジア ヒッタイト 文献 07