コタール Kotar, Kothar フェニキア神話に登場する、神の職人。特に鍛冶の職人とされる。魔法の呪文、まじないを司る神で、シリアのラム・シャムラ(古代都市ウガリトの遺跡)で発見された、紀元前14世紀の神話に描かれている。英雄アハトのために、蛇のような形をした素晴らしい弓をねじれた角で創った。最高神エルに仕え、雨と豊穣の神バールのために宮殿を建てる助けをしたとされる。 地域・カテゴリ 西アジア フェニキア・カナン神話 キーワード 鍛冶・鉱山・鉱業 文献 07