欽䲹きんひ
Qīn-pī
中国で、紀元前に書かれた地理書「山海経」にその名の見える悪神。生きていた時の姿ははっきりしていないが、黄帝の時代に鼓とともに「祖江」という名の神を殺したために黄帝の使者によって退治され、死後は鳥の姿(大きなミサゴ)になったという。欽䲹は凶の兆しとなる怪物の一つであり、欽䲹が出現すると大きな戦争が起こるとされた。頭は白く、嘴は赤く、虎の爪を持っているという。
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欽䲹
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v01p043
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
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