華歯けし
Puṣpadantī
仏教において普賢菩薩の眷属とされる十羅刹女の一人。「施華(せけ)」とも呼ばれる。サンスクリット名を「プシュパダンティー(Puṣpadantī="華の歯"の意)」といい、(花のように)上下の歯牙が並んでいるためにこう呼ばれるとされる。本地は不空成就如来とされ、右手を垂れ手のひらを前に開き、左手に如意宝珠を持った姿で表される。また別伝では除難障の意をもって白仏を持つという。
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華齒(くわし)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p012
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain十羅刹(十羅刹女)の一尊(四)として
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