刑天

刑天けいてん

Xíng-tiān

中国神話に登場する奇妙な姿をした巨人。「山海経」の海外西経などに紹介されるもの。「形天」とも記述する。刑天は、元々は普通の人間の姿をした巨人で炎帝神農に仕えていたが、黄帝が神農を打ち負かした後も一人黄帝に立ち向かったため頭を切り落とされ、常羊の山に埋められてしまった。それでも刑天は戦うことを諦めず、両乳首を目に、臍を口にして生き延びたのだという。刑天は今でも頭の無い姿のままで右手に斧を振り回しながら暴れつづけているとされる。

画像
刑天の画像[1]サムネイル
地域・カテゴリ
キーワード
文献
  • This Page Last Updated: 2022-03-25