ゲブ

ゲブ

Geb

エジプト神話において大地そのものを象徴した神。天空の神「ヌート(Nut)」と大気の神「シュー(Shu)」の三神一体で壁画にかかれることが多い。彼は妹のヌートと共にシューと「テフヌト(Tefnut)」の兄妹神から生まれた神で、ゲブとヌートは主神「レー(Re)」がやっかむぐらい仲がよかった。そのためにレーがシューを二人の間に遣わすまでは、二人が互いに離れることなく抱き合い大地(ゲブ)に光が差し込まなかった。今大地が光が届くのはゲブの上にシューが立ち、ヌート(天空)を支えているからだとされる。

人間に穀物を与え、病気を癒す善神だが、死者を自分の体の中に捕らえ、死者が冥界に赴くことを妨げる神ともされる。ゲブは体に緑の模様の入った巨人としてシューの足元に横たわった形で描かれることが多い。この緑の模様はゲブの体から植物が生じていることを表している。また鵞鳥を連れた姿や雄牛の姿で表されることもある。ゲブとヌートの間には「オシリス(Osiris)」、「イシス(Isis)」、「セト(Set, Seth)」、「ネフティス(Nephthys)」の4人の子供がいる(「ホルス(Horus)」も子供とされる場合がある)。

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  • This Page Last Updated: 2026-02-01