カトブレパス

カトブレパス

Catoblepas

古代ローマの将軍で博物学者、ガイウス=プリニウス=セクンドゥスによって書かれた百科全書「博物誌」にみえる獣。カトブレパスとは「うつむくもの」という意味のギリシア語。「博物誌」よればこの怪物はエチオピアやエジプト南部の荒野に生息し、極端に重い頭を持っていて、その重さの為に首は細くのび、頭が地面についてしまっているという。またカトブレパスの目を見たものは死んでしまうともされている。中世ヨーロッパの動物寓話集にはカトブレパスの恐ろしい目はピンク色で(見たら死ぬのに何故確認できたのか?)、痩せた黒い体の上に豚の頭がのっていたと書かれている。カトブレパスはおそらく頭を重そうに持ち上げるヌーなどを起源とするのではないかと考えられている。

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  • This Page Last Updated: 2015-12-09