カラドリオス
Charadrios
中世ヨーロッパで信じられた不思議な鳥。人間の病気を診断し、病気を吸い取って治してくれるという。白い色をしており、チドリの一種だとかセキレイの一種などとされる。病人の部屋にやってくると一目でその人の病気を看破し、くちばしを開いて病気を吸い取ってくれる。ただし手遅れの場合は背を向けて飛び去ってしまう。カラドリオスの吸い込んだ病気は空高く舞い上がって大気中に吐き出される。
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カラドリウス(Caladrius)
「動物寓話集(Bestiary Bodleian Library MS. Bodl. 764)」(1226–1250)より
ページ:f063v
著者不明
ボドリアン図書館(Bodleian Library)蔵
Copyright : public domain
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カラドリウス(Caladrius)
「動物寓話集(ジェラルド・オブ・ウェールズのトポグラフィア・ヒベルニカからの追加を含む)(A bestiary with additions from Gerald of Wales's Topographia Hibernica)」(12世紀後半-13世紀前半)より
ページ:f040r
著者不明
大英図書館(British Library)蔵
Copyright : public domain
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カラドリウス(Caladrius )
「自然の魅力(Der naturen bloeme/The Flower of Nature)」(1350)より
ページ:f079va
ヤーコブ・ファン・マールラント(Jacob van Maerlant)著
オランダ国立図書館(Koninklijke Bibliotheek/Royal Library of the Netherlands)蔵
Copyright : public domain
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