髪切虫

髪切虫

かみきりむし

日本における怪虫。男女問わず、髪が元結際(結んでいるところ)からいつの間にかばっさり切られている、という怪異「髪切り」の元凶として想像された怪虫。髪切りは「諸国里人談」に拠れば伊勢の松坂(現在の三重県松阪市)や江戸(現東京)などで起こったようで、髪切虫の他に狐もその犯人として疑われていた。カミキリムシは実在する鞘翅目の昆虫で髪どころか小枝さえも切断できる大顎を持っているが、人を襲うようなことは無い。

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  • This Page Last Updated: 2021-01-15