カマプアア
Kamapua'a
ポリネシアのハワイ諸島の神話に登場する原初の巨大豚。名前は「豚の子」を意味し、その鼻を使って海の底からハワイの島々を持ち上げたとされる。ハワイ諸島の島々の間の海峡や島にある湖はカマプアアの歩いた跡だとされる。カマプアアは性欲が旺盛で、よく女神や人間の女を追い掛け回し、その間に多くの怪物を誕生させた。しかし火山の女神ペレに拒絶され、ペレに与した神々によって低地地方へ追いやられた。それ以来ペレは高地、カマプアアは低地に住んで顔をあわせないようにしているが、二人が会ってしまった場合は闘争が始まるので地震が起こるとされている。
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