カクタス・キャット

カクタス・キャット

Cactus Cat

アメリカの噂話やほら話を起源とする怪物、フィアサム・クリッターの一種。ウィリアム・トーマス・コックス(William Thomas Cox)著「Fearsome Creatures of the Lumberwoods, With a Few Desert and Mountain Beasts」(1910)などに紹介されたもの。名前は「サボテン猫」の意。ハリネズミやヤマアラシのように全身を刺で覆われていて、特に耳には(まるでウチワサボテンのように)長く固い棘が生えていて、尻尾は枝分かれしている。サボテン酒が好物で、前脚にあるナイフ状の突起でサボテンを傷つけてまわり、発酵させて自らサボテン酒を造るという。これを舐めて酔っ払って踊りながら叫ぶとされる。またこの時前脚の突起を互いにぶつけて撃ち鳴らすのだという。カクタス・キャットには、「カクティフェリナス・イネブリウス(Cactifelinus inebrius)」ないし「フェリス・スピノビブルロスス(Felis spinobiblulosus)」という「学名」が与えられている。

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  • This Page Last Updated: 2021-03-19