座摩神

座摩神

いかすりのかみ

神道において宮中において座摩巫(いかすりのみかんなぎ)によって祀られた、宮中を護る、生井神栄井神綱長井神波比岐神阿須波神の五柱の総称。「座摩」は「坐摩」とも書き、また「ざま」と読む場合もある。「延喜式」においては「座摩巫祭神(いかすりのみかんなぎのまつるかみ)」の名で記載されるほか、「坐摩大神(いかすりのおおかみ)」の名でも呼ばれる。「イカスリ」の語義については諸説あるが、井戸、あるいは居る処を領(し)る=領有するといった意味ではないかと考えられている。

上述の通り宮中で祀られたほか、大阪府大阪市中央区にある「坐摩神社(いかすりじんじゃ)」や、大阪府岸和田市積川町にある式内社「積川神社(つがわじんじゃ)」、福井県福井市にある「足羽神社(あすわじんじゃ)」などで祀られる。

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  • This Page Last Updated: 2020-04-28