飯綱 いずな 日本における想像上の動物。「いいずな」とも言う。「えづな」(岩手)、「えじな」(岩手県九戸郡)、「いじな」(青森県三戸)とも呼ばれる。飯綱使いが用いるという動物で、言わば使い魔のような存在。飯綱は主人の命令で方々に飛び回り、見聞きしたことを主人に伝えるという。小さな鼠ほどの姿をしているとも、管狐と同じとも、また、山鼠(やまね=実在するヤマネ科の哺乳類)ともいわれる。基本的に飯綱は飯綱使いの管理下にあるが、単独で生きる飯綱もいて、こういった飯綱は人に憑くこともあるという。 関連項目 鎌鼬 地域・カテゴリ 日本 日本民俗信仰 キーワード 齧歯類 文献 03 24