武羅ぶら
Wǔ-luó
中国最古の地理書とされる「山海経」の中山経の中次三経に言及される䰠(=神)。萯山(敖岸之山、青要之山、騩山、宜蘇之山、和山のご五山)の山神の一人であり(他に熏池と泰逢)、これらの神を祀るには一匹の牡羊を副(骨を割いて磔にして祭る)し、嬰(儀式の種類)には吉玉を用いるべきだという。青要山という山にある、帝(→黄帝)の密都を司っている神だという。人面で豹の模様、小さな腰、白い歯を持ち、耳を「鐻(きょ)」と呼ばれる耳輪で飾っている。「春秋左氏伝」の杜預の注解では羿の臣下だと説明されている。
- 画像
-
- 画像を開く
-
武羅
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v02p045
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
- 地域・カテゴリ
-
- キーワード
-
- 文献