武羅

武羅ぶら

Wǔ-luó

中国最古の地理書とされる「山海経」の中山経の中次三経に言及される䰠(=神)。萯山(敖岸之山、青要之山、山、宜蘇之山、和山のご五山)の山神の一人であり(他に熏池泰逢)、これらの神を祀るには一匹の牡羊を副(骨を割いて磔にして祭る)し、嬰(儀式の種類)には吉玉を用いるべきだという。青要山という山にある、帝(→黄帝)の密都を司っている神だという。人面で豹の模様、小さな腰、白い歯を持ち、耳を「鐻(きょ)」と呼ばれる耳輪で飾っている。「春秋左氏伝」の杜預の注解では羿の臣下だと説明されている。

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  • This Page Last Updated: 2021-05-28